本論文は、中枢神経系の老化および加齢関連神経疾患を扱う国際誌Frontiers in Aging Neuroscience に掲載されました(公開日:2022年8月9日) 当社は、加齢モデルを俯瞰的に示す iPSC由来神経細胞を使った「老化の再現」アプローチ概略図(Figure 1 ) および iPSC系/線維芽細胞直接変換系の比較図(Figure 2) を制作しました。
DOI:https://doi.org/10.3389/fnagi.2022.868770
Client
慶應義塾大学医学部 稲垣 絵海先生
※ご依頼当時のご所属を基に記載しております。現在のご所属と異なる場合がございますので、ご了承ください。
研究概要
本論文は、加齢に伴う神経変性疾患の理解を目的として、iPS細胞由来神経細胞および線維芽細胞から直接変換された神経細胞を用いた「神経老化の再現モデル」について整理した総説です。細胞の若年性・老化性の違いや、in vitroで老化を模倣するための手法の現状と課題をまとめています。
画像の役割
当社が制作した図では、さまざまな老化モデルや細胞比較の内容を、研究の流れや着眼点が直感的に伝わるよう整理しました。
Figure 1 では、人工的に老化を誘導する手法と、外的刺激によって生じる老化を対比させ、複数のアプローチを俯瞰できる構成としています。
Figure 2 では、異なる由来の神経細胞モデルを、遺伝的特徴や細胞状態など複数の観点から整理し、それぞれの特性が一目で把握できるようデザインしました。
この度、「Frontiers in Aging Neuroscience」に掲載されたことを心よりお祝い申し上げます。先生のご尽力に深く感謝いたします。今後のさらなるご研究の発展をお祈り申し上げます。
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