本論文は、神経疾患の診断・治療・予防に関する多分野の研究を扱う学術誌「Frontiers in Neurology」に掲載されています(公開日:2024年年08月27日)。当社は、ONE-SEG技術による中大脳動脈のM2領域の血栓除去のプロセスを示すイラストを担当しました。
DOI:https://doi.org/10.3389/fneur.2024.1424030
Client
鹿児島医療センター 濵田 祐樹 先生
※ご依頼当時のご所属を基に記載しております。現在のご所属と異なる場合がございますので、ご了承ください。
研究概要
本研究は、脳の血管が閉塞した際の新しい治療法に関する報告です。特に、M2領域の血管閉塞に対する血管内治療(EVT)の安全性と効果を検証し、治療成績を評価しました。新たに考案された「ONE-SEG技術」は、血栓除去の手順を工夫することで、治療の成功率を高める可能性があることが示されました。
画像の役割
本イラストは、該当の手技による血栓除去手順を視覚的に明示し、治療の流れ及び有用性を示すために作成されました。特に、EMBOTRAP IIIの遠位バスケット部分のみを展開し血栓を回収するプロセスを明確に示すことで、手技の要点を直感的に把握できるようになっています。
また、吸引カテーテルがM2領域まで到達できた場合と、M1遠位領域までしか到達できなかった場合の2種類の回収手法を示し、それぞれの状況でどのように手技を行うかを具体的に示しています。
この度、「Frontiers in Neurology」に掲載されたことを心よりお祝い申し上げます。先生のご尽力に深く感謝いたします。今後のさらなるご研究の発展をお祈り申し上げます。
医学論用Figure、メディカルイラスト、科研費申請書作成でお悩みなら、
まず無料相談を