「JOMSMP」掲載研究論文用Figure

By

hir

本研究成果は、口腔顎顔面外科、医学、病理学の分野に特化した国際的な学術雑誌「Journal of Oral and Maxillofacial Surgery, Medicine, and Pathology」に、2022年3月24日にオンラインで公開されました。

当社は、HLAを修飾したiPS細胞由来のiPS-ML-Dcを用いた樹状細胞(DC)ワクチン療法の新しい戦略を示すFigureを作成いたしました

DOI:https://doi.org/10.1016/j.ajoms.2022.02.002


Client

熊本大学病院 平山 真敏先生

研究概要

先行研究ではHLA適合性の課題を克服するため、HLAを修飾したiPS細胞由来の骨髄系細胞(iPS-MLs)を開発しました。本研究では、CRISPR-Cas9でHLAを欠損させたiPS-MLにHLA-A*02:01を導入し、抗原特異的なCD8+ T細胞を誘導可能な樹状細胞(DCs)へ分化させました。この方法は、HLAアリルに依存せず、樹状細胞(DC)ワクチン療法の組織適合性問題を解決する可能性を示しています。

画像の役割

HLAを修飾したiPS細胞由来の樹状細胞(DC)を用いたワクチン療法戦略を視覚化しています。複数のプロセスがステップごとに分割され、HLA適合性問題の解決に向けたCRISPR-Cas9による遺伝子修飾と分化誘導の流れを直感的に示しました。また、患者ごとに異なるHLA型を考慮した治療プロセスを色分けで整理し、複雑な分子メカニズムを簡潔に理解できる図となっています。

この度、「JOMSMP」に掲載されたことを心よりお祝い申し上げます。先生のご尽力に深く感謝いたします。