線に接続だけを担わせ、増減は記号と地色で示す:【Frontiers in Aging Neuroscience】

By

ume

本論文は、老化に伴う神経科学の研究に焦点を当てた国際誌「Frontiers in Aging Neuroscience」に2021年11月30日に掲載されました。論文では、運動が脳の健康維持に果たす役割について、特に認知機能への影響に焦点を当てて論じられています。

当社は本論文に掲載されたFigure 1、運動が脳の健康に与える影響を視覚的に整理した概念図を作成しました。

DOI:https://doi.org/10.3389/fnagi.2021.761674

 

Client

名古屋大学 梅垣 宏行 先生

研究概要

本論文は、身体活動(Physical Activity, PA)が認知機能の維持・向上に及ぼす効果について、最新の知見をまとめたナラティブレビューです。近年、特に高齢者の運動不足が認知症リスクを高める要因として注目されており、本研究では運動が脳の健康を保つ具体的なメカニズムを整理しています。脳由来神経栄養因子(BDNF)の増加、海馬の体積保持、神経炎症の抑制、脳の血流改善といった要因が、運動を通じて認知機能を保護する可能性があると示唆されています。また、運動が神経変性を抑えるのか、それとも脳の機能的な適応を促進するのかという視点から、今後の研究課題についても議論されています。

画像の役割

本論文のFigure 1は、運動が脳の健康に与える影響を視覚的に整理した概念図です。当社のデザインでは、身体活動(PA)を起点、認知機能(Cognition)を帰結として上下に置き、その間に多数の要因を配置しています。項目間を結ぶ線はすべて同じ色・同じ太さにして接続関係だけを担わせ、増えるのか減るのかは各項目に添えた赤い上向き・青い下向きのバッジで示しました。さらに、低下させるべき項目は地色を塗り、向上させるべき項目は白抜きとすることで、増減が二重に読み取れるようにしています。線が多く交差する構成でありながら、各項目がどちらへ動くのかを一目で追えるのはこのためです。

 

この度、「Frontiers in Aging Neuroscience」に掲載されたことを心よりお祝い申し上げます。先生のご尽力に深く感謝いたします。