「Journal of Cerebral Blood Flow & Metabolism」掲載研究論文用Figure

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          本論文は、脳血流および代謝に関する基礎・臨床研究を扱う学術誌である「Journal of Cerebral Blood Flow & Metabolism」に掲載されています(公開日:2025年03月13日)。当社は、グリンパティックシステムの概念と ALPS indexの測定方法を示すイラストを担当しました。

          DOI:https://doi.org/10.1177/0271678X251321305

           

          Client

          順天堂大学 仲谷 元 先生

          ※ご依頼当時のご所属を基に記載しております。現在のご所属と異なる場合がございますので、ご了承ください。

          研究概要

          アルツハイマー病(AD)の進行には、アミロイドおよびタウ蛋白の蓄積が関与しており、脳の老廃物を除去する機能の低下が一因と考えられています。本論文では、MRIを用いて脳のクリアランス機能を評価し、疾患の進行と関連する指標を調べています。その結果、病状が進行するにつれて、脈絡叢容積(CPV)と側脳室容積(LVV)が増加し、血管周囲空間の拡散指標(ALPS index)が低下することが明らかになりました。また、MRI指標はタウ蛋白の蓄積や認知機能と関連することが示されました。

          画像の役割

          本イラストでは、脳の老廃物排出システムであるグリンパティックシステムの概念を模式図で明確に示し、MRI指標であるALPS indexの計測原理を視覚的にわかりやすく表現しました。グリンパティックシステムのイラストでは、脳全体とクローズアップした脳脊髄液(CSF)の循環・排出のミクロレベルの仕組みを一つの図で表現し、ミクロとマクロの関係性が直感的に理解しやすいよう工夫しています。また、ALPS indexの計測原理のイラストでは、ポイントとなる3方向を色分けして強調し、視覚的にわかりやすく表現しました。

           

          この度、「Journal of Cerebral Blood Flow & Metabolism」に掲載されたことを心よりお祝い申し上げます。先生のご尽力に深く感謝いたします。今後のさらなるご研究の発展をお祈り申し上げます。

           

           

           

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