実績紹介

プレスリリースにおけるキービジュアル作成

作成者: MEDICAL FIG. 編集部|Apr 17, 2025 7:14:12 AM

2021年11月11日、物理科学、応用科学、生命科学、社会科学、医学のあらゆる分野の研究を対象とした包括的な学際ジャーナル「Heliyon」にて、 論文 "Pharmacokinetics of hydrogen after ingesting a hydrogen-rich solution: A study in pigs"が公開されました。

それを受け、2021年11月30日 に、株式会社ドクターズ・マンから"世界で初めての水素水を飲用した際の水素の体内への吸収、分布をみた実証実験 高濃度の水素溶液を短時間で飲むことで、門脈血中の水素濃度を 5 0 倍に上昇させることが出来る。"と題して、研究成果のプレスリリースが発行されました。

当社はプレスリリースにおけるキービジュアル制作を担当しました。

PR TIMES :https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000074666.html

DOI:https://doi.org/10.1016/j.heliyon.2021.e08359

Client

慶應義塾大学 市原 元気 先生

※ご依頼当時のご所属を基に記載しております。現在のご所属と異なる場合がございますので、ご了承ください。

研究概要

水素(H₂)経口摂取の効果に対する疑問に応え、ブタを用いて水素の薬物動態を初めて検討した報告です。水素濃度の門脈血中での推移が評価されており、肝臓への供給経路に着目した知見が示されています。

画像の役割

空腸静脈へのカテーテル挿入手技の解剖学的イラストでは、
マイクロサージャリーによるカテーテル挿入手技を、血管とリンパ管の走行を立体的に示すことで視覚化しています。うっ血しにくい静脈アーチの選択や、リンパ管を避ける操作といった繊細な技術を、文章だけでは伝わりにくい解剖学的背景とともに直感的に理解できるよう工夫されています。

水素水摂取後の水素動態を示した模式図では、
人物が水素水を飲む場面から始まり、消化管・門脈・頸動脈の関係を示す臓器の模式図と時間経過のグラフを組み合わせることで、水素が空腸、門脈を経由して肝臓に届き、頸動脈では検出されないという体内動態が視覚的に示されています。経路と定量的な変化を一体的に伝える構成により、読者の理解を助けています。

 

この度、「Heliyon」に掲載されたことを心よりお祝い申し上げます。先生のご尽力に深く感謝いたします。今後のさらなるご研究の発展をお祈り申し上げます。