本論文は、代謝や恒常性維持に関する最先端研究を扱う国際誌「Nature Metabolism」に掲載されています(公開日:2025年4月7日)。本論文のイラストレーションを担当いたしました。
※図中のイラストおよび一部レイアウトを当社が制作し、テキストや矢印等は著者により追加・調整されたものです。
DOI:https://doi.org/10.1038/s42255-025-01249-2
Client
東北大学 米代 武司先生
※ご依頼当時のご所属を基に記載しております。現在のご所属と異なる場合がございますので、ご了承ください。
研究概要
本研究では、寒冷環境下で受胎された人は、成人後に褐色脂肪組織(BAT)の活性が高く、エネルギー消費量が増加し、BMIや内臓脂肪の蓄積が少ないことが報告されました。受胎時の気象条件が、BATを介した代謝機能や肥満リスクに世代を超えて影響を及ぼす可能性が示されています。
画像の役割
- ヒトにおける褐色脂肪組織(BAT)の世代間制御を検討するための研究デザイン
- 妊娠期間を5つに分け、出生地および受胎地の気象データを抽出する手法を示す概念図
- 受胎前の低温および日内気温変動が、BAT活性を通じてエネルギー消費や肥満リスクに及ぼす世代間影響を示す概念図
その他日本地図等の作画を担当いたしました。
文章だけでは理解が難しい研究デザインや解析手法、仮説の構造などについて、ビジュアルで補完的に示すことで、読者が内容を直感的に把握できるように工夫されています。また、全体のトーン&マナーを揃えることで、論文全体に統一感を持たせる役割も果たしています。
この度、「NatureMetabolism」に掲載されたことを心よりお祝い申し上げます。先生のご尽力に深く感謝いたします。今後のさらなるご研究の発展をお祈り申し上げます。
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