本レビュー論文は、哺乳類の生殖に関する新知見や概念を報告する原著論文を掲載し、雌雄の生殖システムに関する最先端の研究を紹介する役割を担う学術誌「Reproductive Medicine and Biology」に、2025年1月22日に公開されました。
当社は、BTB破壊により精子形成に影響を与えるを示すイラストを作成いたしました。
DOI： https://doi.org/10.1002/rmb2.12625
Client
神戸市立医療センター 西市民病院 岡田 桂輔 先生研究概要
このレビュー論文は、COVID-19を含むウイルス感染が造精機能に及ぼす影響のメカニズムを検討し、男性生殖機能への影響について考察することを目的としています。SARS-CoV-2は、精巣への直接感染、炎症反応、ホルモンバランスの乱れ、酸化ストレスなど複数の経路を介して造精機能を障害する可能性があるとされ、COVID-19による影響は軽度かつ一過性であるとの報告もあります。しかし、これらの知見は、将来のウイルス感染による造精機能障害の理解や治療にも応用できる可能性があることが指摘されており、さらなる研究や臨床的な監視が必要であることが強調されています。画像の役割
ウイルス感染によるテストステロン減少、酸化ストレス、炎症、BTB破綻を経て造精機能が低下する流れが、上から下のレイアウトで直感的に示されています。色分けや矢印の使い方も整理することで、視線誘導がスムーズで理解しやすいデザインとなっています。
この度、「Reproductive Medicine and Biology」に掲載されたことを心よりお祝い申し上げます。先生のご尽力に深く感謝いたします。
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