実績紹介

「iScience」掲載研究論文用Figure

作成者: 編集部|Nov 21, 2024 7:23:02 AM

本研究成果は、Cell Pressが発行する生命科学、物理科学、地球科学の分野における基礎および応用研究を対象とした学術誌「iScience」に、2021年11月13日にオンラインで公開されました。

当社は、論文のGraphical Abstractを作成いたしました

DOI:https://doi.org/10.1016/j.isci.2021.103436


Client

 慶應義塾大学 医学部 林 香 先生
 

研究概要

急性腎障害(AKI)における「プレコンディショニング効果」とは、虚血-再灌流障害(ischemia-reperfusion injury, IRI)を経ることにより、その後の虚血-再灌流障害に対する耐性が得られる現象として知られていましたが、この効果とDNA損傷修復の関係はこれまで解明されていませんでした。本研究では、プレコンディショニング効果におけるKAT5(ヒストンアセチルトランスフェラーゼ)の役割を明らかにし、KAT5がDNA修復を促進し、TGFを抑制することでプレコンディショニング効果を媒介する新しいメカニズムを示唆しています。

画像の役割

急性腎障害におけるプレコンディショニング(PC)効果の機序を簡潔に視覚化しています。1回目と2回目のIRIを比較し、PCによるKAT5のDNA修復促進とTGF抑制を中心にデザインしました。段階的なフローと色分けにより、主要なプロセスが明確化され、複雑なメカニズムが直感的に理解できる工夫が施されています。

 

この度、「iScience」に掲載されたことを心よりお祝い申し上げます。先生のご尽力に深く感謝いたします。