実績紹介

プレスリリースにおけるキービジュアル作成

作成者: 編集部|Jul 5, 2024 12:21:27 AM

材料科学の代表的な論文誌であるAdvanced Materialsの姉妹誌「Advanced Science」より、 論文 "Embedding bifurcations into pneumatic artificial muscle"が2024年4月19日に公開されました。それを受け、 京都大学と東京大学から"計算する人工筋肉~物理リザバー計算により分岐構造を含む多様なパターンを生成~"と題して研究成果が2024年4月25日に共同プレスリリースされました。当社はプレスリリースにおけるキービジュアル制作を担当しました。

 

京都大学: https://www.kyoto-u.ac.jp/ja/research-news/2024-04-25-1(日本語)https://www.kyoto-u.ac.jp/en/research-news/2024-04-26-0(英語)
東京大学 : https://www.i.u-tokyo.ac.jp/news/press/2024/202404252413.shtml
EurekAlert! : https://www.eurekalert.org/news-releases/1042640

なお、当社は本研究論文の表紙デザイン制作も担当し、該当論文のInside Front Coverに採用されています。https://medicalfig.medicaleducation.co.jp/works/advancedscience_insdfrntcover_sak

DOI:https://doi.org/10.1002/advs.202304402


Client

京都大学 大学院情報学研究科 明石望洋助教、東京大学 情報理工学系研究科 中嶋浩平准教授

研究概要

 本研究は、空気圧式人工筋肉という柔らかい駆動部材に着目し、その豊かな動きを計算に活用することで、リズムのあるパターンやカオスと呼ばれる予測困難な動作を自律的に生成できることを示しました。これにより、従来は外部の振動装置を使って生成していた動作を人工筋肉だけで実現できるようになります。また、パターンの変化を引き起こす「分岐現象」も人工筋肉に組み込むことができることを世界で初めて報告しました。この新技術によりロボットの設計が簡素化され、制御がより効率的になることが期待されます。

 

作品について

 本作品は、研究テーマである人工筋肉を効果的にアピールしつつ、ゴムの複雑な性質やリザーバコンピューティングとしての活用アイデアをイラストの中央に円環状に配置することで、論文の内容が視覚的に簡潔に伝わる構成になっています。左側のロボットアームのモチーフや、右下のロボットは、研究の象徴として表現されており、ソフトロボティクス分野の将来性や希望に満ちた展望を印象づける役割を果たしています。

 

 この度、研究成果が「Advanced Science」に掲載されたことを心よりお祝い申し上げます。先生のご尽力に深く感謝いたします。